今回は衣類の汚れについて、お伝えします。
衣類の汚れを大きく分けて分類すると下記の2つに分類されます。
1つは、皮脂・汗・アカなどの人体から排泄される汚れ。
もう1つは、チリやホコリ・食品などの外的な生活環境からくるものに分けられます。
【皮脂汚れ】
皮脂汚れは、エリ、袖口、靴下等によくつくガンコな汚れで、
着用日数とともに汚れが増えていきます。

皮脂は、いろいろな油の成分で中性脂肪と脂肪酸が大半を占めます。
皮脂汚れは、そのまま放置すると空気に触れて酸化し、
黄ばんでしまいますので着用後は早めの洗濯が大切です。
また、皮脂汚れは空気中のチリやほこりがはりつき、接着剤の役割をしてしまいます。
そうなると汚れも落ちにくくなり、頑固な汚れに変化してしまうのです。
【汗からの汚れ】
汗は、無色透明で無臭なのですが、
汗と一緒に分泌される成分が空気中の酸素によって酸化されて黄色く変色します。
汗の成分が皮膚にいる細菌によって分解されて悪臭を発生し、
この細菌によってアルカリ性のアンモニアに化学変化して衣類にダメージを与えます。
特にアルカリに弱い動物繊維(毛・シルク)は要注意。
汗は水分を含んだ状態では、あまり影響はないのですが、
水分が蒸発するとアルカリ、酸、塩の影響が大きくでて
色物の衣類を脱色(色落ち)させてしまいますので着用後は早めに洗濯して下さい。
【あかの汚れ】
新陳代謝によってはがれた皮膚に汗、皮脂、ホコリなどがついた汚れ。
よく目立ち、汚れが落ちにくいのが特徴です。
【血液の汚れ】
衣類に血液のかたまりがついた場合は、
洗濯では落とせない場合が多いので先に染み抜きなどで取り除く必要があります。
血液の汚れは、熱や酸で硬化してしまうので、洗濯時に体温以上の温度をかけないようにします。
硬化した血液のシミは、非常に落ちにくいシミになりますので、
できるだけ早く取り除くようにしてください。
【ちりやほこりの汚れ】
空気中には目に見えない無数のちりやほこり、
車の排気ガス(油の膜でおおわれた粒子からできています)が浮いています。
これらは、非常に小さくて繊維の間に入り込み取れにくい汚れになります。
【食品・生活物質からの汚れ】
食品からの汚れは、食物や飲料、調味料など多数あります。
成分も油性、たんぱく質、でんぷん質、色素などの混合汚れなどが主流です。
生活物質からの汚れは、油性・水性のインク、墨汁、塗料、化粧品、灯油など生活するうえで接触するものが、
衣類や手につけば汚れになってしまいます。
衣類は着用すると必ず汚れるものです。
汚れたまま放置すると、
黄ばみやばい菌、イヤな臭いなどが発生しますので
洗濯やクリーニング・ケアは必要不可欠です。
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